塾長つぶやき④主体性

「可愛い子には旅をさせろ」

主体性」はひとえに大人として、自立する為の要素と言えます。しかし、昨今の過保護な育児環境、便利すぎる生活環境により、その大人になる為の能力が育成される機会を喪失させています。

核家族化・共働き世代、一人っ子という子育て環境の増大、そして地域コミュニティーの希薄化により、子供の安全性が保たれたくなっております。その結果子供同士で自由に遊ばせる機会が少なくなり、決まった事しか出来ない遊戯環境、習い事中心の生活をおくる事で、子供が主体的に活動をする場が減ってきております。自分で考えて遊びを創造していた時代とは大きく変貌を遂げてしまっております。こうした環境で育ち続けた子供達が、今後社会人になり、自分で自ら考えて判断し責任を持って行動する事ができるようになるでしょうか?そして、何かを創造し新しい物を作り上げていく事ができるのでしょうか?

 

 

元来より「可愛い子には旅をさせろ」「苦労は買ってでもしろ」などの言葉があります。子供の言いなりになっていませんか?

こんなご時世だからこそ、子供達には自然の中で遊ばせてあげたいものです。そして、試練を与え、苦難を乗り切る力を付けてあげて下さい。勉強も同様です…、諦める子が多くなっております。諦めず「がんばる」、そして「がんばった結果の成果」を「楽しい」と思えるよう、いくつもいくつも試練を乗り切る事ができる力こそ、子供のモチベーションを上げる事ができ、「真の学力」へと繋がっていくのだと思います。