塾長のつぶやき⑪ソチ五輪にみる、スポーツと教育

やはり、一流は一流ですね

 少々、時期外れの話題かもしれませんが、皆さんも今年のソチ五輪をご覧頂いたかと思います。日本人の活躍はとても嬉しい知らせでした。私が、今回とても感じたことは、メダルを取った人も取れなかった人も一様に試合後「支えてくれた家族やスタッフに感謝します…」と言っておりましたね…。私はこれがスポーツの全てだと思いました。

 

 私も、中学以来10年以上陸上競技を続けてきました。スポーツは本当に色々な事を教えてくれます。何故ならば、それが必ず過酷な努力を要するからなのでしょう。寺子屋一心舎にも「何事も真剣に本気で取り組む事」という条文があります。本気で取り組まないと見えてこない事が沢山あり、本気で取り組む事で同じことをしていても数倍学習するからです。オセロゲームなどでもただ遊びで適当にやるのと、勝つ為の戦術を考えて本気でやるのとでは、やる意味までもが変わりますよね。チーム競技では一人でも適当にやっている奴がいると、とたんにゲームがつまらないくなりますよね。このようにまず、スポーツの良さは本気でやる所にあります。しかし、スポーツを本気で取り組んでもどこまで頑張れるか!そこが次の勝負所となるのですが…、これこそが上記した五輪選手の試合後のコメント「支えてくれた家族やスタッフに感謝します…」に結集されていると言えるでしょう。

 人間だれしも、自己実現や自己利益だけの為に死ぬ気で何かをするという事は難しい事なのです。自分の為であればいくらでも妥協が許されます。つまり、スポーツの世界で頂点を目指す人達は、自己実現欲/素質に加え、自分の為以外の「何かの為」という目標があるから血のにじむような努力と諦めない気持ちを持つ事ができるのです。それは「絶対」と言えます。なぜならば、ソチ五輪後の「支えてくれた家族やスタッフに感謝します…」と選手の言葉が物語っています。そして、五輪選手には必ずその選手毎に物語がありますよね…。それこそが、彼らの高いモチベーションを支えているのです。

 

 よく、スポーツは個人競技・団体競技で性質が異なると言いますが、勿論、各スポーツのゲーム性は違うかもしれまん。しかし、スポーツの本質をきちんと考えて指導をすればそこに差はないのかもしれません。これは、社会という場でも同じ事が言えるでしょう。自分の私利私欲の為に働いている限り成果はそこそこでしょう。確かに、これまで日本の産業業界を築いてきたトップ企業の社長は、日本の為、国民の為、世界の為に事業を拡大してきた事は間違いありません。しかし、今そういう意志の高い企業が減ってきているのも確かかもしれません。

 

 日本は本来、身を粉にして人の為に尽くすという文化がありました。果たして今、そうした日本古き良き文化はどこへ行ってしまったのでしょうか…。今こそ、その文化を教育へと反映すべき時なのではないでしょうか。