塾長のつぶやき⑦子供の習い事

何の為に習い事をさせるのでしょうか?

この質問に対して略100%の親御さんは「子供の為」と答えるでしょう。確かに、安全で大人の管理下にある環境で、子供同士が楽しくしていてそれに加えて、何か習い事としての知識や能力が付くという事は望ましい形なのかもしれません。しかし、学校が終わったら何時に何処に行って、何して、いついつまでに家に帰ってきて、帰ったら宿題やって…、親が帰るまでの時間を繋ぐ…。これで、本当に子供の能力は成長していくのでしょうか?そして、本当に子供の為になっているのでしょうか?

 

大人の社会を考えてみて下さい。与えられた環境で、上司に言われた事をただ無難にこなすだけでは、一流の社会人とは言えないでしょう。集団の中で、目的を持って結果を求め、利益を追求せざるを得ないこの民主/資本主義社会のでは、勝ち残る事はできません。大人になるまでに、そうした荒波の無い世界で育った子は、どうなるのでしょう。

 

一方では、子供に何が楽しくて習い事にいっているか?という質問をした事はありますか?多くの答えが「友達といて楽しいから」と答えます…。子供の方が生きる為に必要な事を理解しているではないでしょうか?子供同士で遊び学ぶという行為は、大人が社会の中で人間関係を構築し、企業で成果を出すためのノウハウを蓄積する為の重要なコミュニケーションツールと言えます。そして、その社会には上司はいても先生や先人(大人)はいないのです。自分達で、関係性を作り新しい物/事を考えて発信していく力が求められるのです。

 

子供は、子供同士でのみ成長します。習い事や塾へ行かせるのも重要ですが、子供の為には、子供が考えて行動するという教育方法を考えてみましょう!!それは、そのまま「学習」へ繋がる基礎能力となるのです。

 

何もする事が無い時間に、ゲームを只続ける子供と、自主的に勉強をする子には、既に考える能力に大きな差があります。

子供の習い事は週に3回もあれば十分です。