塾長のつぶやき②学力差

子供の学力の差は、中学生辺りから大きくひらいてきます。これは、何故か!?

人間の成長において「知能系の神経系統」という物は、12歳程度までに略100%が形成されると言われております。特に学童期には、相当の知識を身につけ学校での学習を行います。実は、この時期の勉強法や教育方法で、その子の「考え方」=「思考能力」も略確立します。つまり、学童期が子供の学習においても最も重要な時期と行っても過言ではないのです。

では、この時期にどのような学習・教育をさせるべきなのでしょうか?

それは、まず第一に「基礎教育」と言えます。特に小学校2年生程度にて「幼児期」→「学童期」への変革期を迎えます。自我が芽生え、主体的な行動ができるようになるのが一般的です。こうした変革時期に主体性や集中力、思考力なども成長期を迎えます。こうした時期に、過保護状態にあったり、外界とのコミュニケーションが少なかったりなど、子供の自由な活動の場が少ないと様々な成長が阻害されます。逆にいえば、特に小学校低学年時期には「教科の学習」より、「可愛い子には旅をさせろ」という言葉に代表される、自律教育が重要となります。子供が自分で考え行動する事で、様々な苦難を乗り越え、問題解決能力=学習能力の基礎力が着いていきます。

そして第2に「学習法」が挙げられます。小学校のうちは、足し算ができなければ足し算の「やり方」を勉強すれば何とかなるのですが、例えば「数学」ともなるとそうは言えなくなります。論理的な思考能力、問題の読解力、知識…、そして探究心や持続的集中力など様々能力が必要とされるのです。そうした能力は、つまり学童期の教育が全てと言え、その時期に正しい学習指導ができているか否かで、学力差が生じるのです。