塾長紹介・メッセージ

勉強は大切です。だから勉強に必要な能力を伸ばす必要があります。

しかし、勉強が全てではありません、勉強は個人の持つ人間力の一部なのです。

塾長:松葉 優

一般社団法人 次世代教育センター 副理事長

NPO法人 狛江こども食堂 理事

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 小学校2年生の生徒に10+30=?と聞くと、「習ってないからわからない」という子がいました。その子に「10円のあめと30円のチョコレートを買ったらいくらになる?」と聞いても分からな…と言いました。これは、昨今の教育環境の問題を浮き彫りにしているなと、強く感じてしまった一事象です。こうした子供達は、自分で買い物をした事がないのでしょう。親御さんはきっと危ないから一人で買い物に行かした事がないのかもしれません。(都市化による、地域コミュニティーの希薄化の問題)また、学校では2+3=5、4+8=12と、常に反復のドリル方式で教えます。子供達は足し算の本当の意味やその足し算の使い方をわかっていないのです。(パターン教育による弊害)そして、習っていないから分からないという発言は、言い換えれば考えてないという事なのです。(常に大人のいる環境で育ってしまった主体性の欠如)こうした様々な問題により、多くの子供達が、あまりに上辺的な部分でしか物事を考えられなくなってしまっているのです。

 

 そうした環境の中で、現在日本国内においても、大きな教育改革が始まっており、さらには国際的なオープン教育手法である「イエナプラン教育」やその思考性や教育倫理観に教育価値を見い出す「国際バカロレア教育」などの考え方が台頭してきており、教育の考え方が根本から変わろうとしてきております。

 しかしながら、実はこうした国際的な教育における価値観/理念や手法の多くは、本来日本の古き「家庭教育」「地域教育」さらには「寺子屋教育」に取り入れられていたという事も忘れないでおいて頂きたいのです。

 例えば、江戸時代の寺子屋でも足し算は算盤を使い熱心に教えていましたが、今の足し算の教え方とはあまりにも違いました。それは、その足し算教教育は常に現実と向き合っていたからなのです。教えていた先生が商人であり農家であり医者であり…、つまり学校や塾の先生ではなかったのです。寺子屋では実務教育とされおり、「実」があって初めて「学習」が成り立っていました。これは、国際的な教育思想における「実学的/実践的な教育」「プロジェクト型学習」などにも近似しております。

 

 皆さんも高校生の頃、微分や積分…大人になって使わないだろ~なと感じた事はありませんでしたか?そう感じなかった方はきっと微分や積分の本来の意味をきちんと理解し、将来的な有用性を考えその内容に興味・関心をもってそれに取り組んでいたのでしょう。それが成績にも反映されていた事かと思います。

 そうなのです、ここで私が一番お伝えしたかった事は勉強で大切なのは興味や関心、考える力、創造力など人としての本質的な部分なのです。

 

 今、学校教育は急速に見直されてきておりますが、これは合わせて親御さんの教育や子育てを考え直さなければいけないというメッセージなのです。これまでのように画一化された学習・習い事で固められた子供の放課後・決めれた範囲内での遊び…これら過度な子供への危険回避は、逆に子供達の本当意味での成長を著しく阻害しております。また、電子ゲーム依存環境も問題があします。

 幼少期より親に言われて英才教育を受けてきた子の多くは失敗や挫折もなく育ち、結果自分では何も考えられない「お利口さん」が育ってしまいます。今の社会での最大の問題はそのお利口さんだらけの戦後第2次世代の社会人なのです。発想・努力・協調性・問題解決能力…、こうした社会人として必要な基礎能力が逸脱した若者が日本をダメにしていっております。

 

 寺子屋一心舎では、国際バカロレア教育やイエナプラン教育と日本古来の教育観を参考に、現代の教育改革に則った有効な学習方法を考え、考える力から人間力を育てるべく、

①目先の結果にとらわれず、常に疑問を提唱できる力

②自分で考え判断できる力

③新しい物を創造できる力

④興味・関心を持ち努力できる力

⑤社会環境に順応する力

の育成を目指します。

NPO高校ネットワークさんの出版する「進路と選択 2015年7月号」の巻頭に塾長松葉のコラムが掲載されました!


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