塾長のつぶやき⑰遊びから学ぶ「学習力」

協調性やコミュニケーションを養う遊びと年齢、そして学習との関係。

 遊びと言っても様々ありますが、集団で遊べるようになるのは、一般的に小学2年生~3年生ぐらいからと言われています。

 例えば、皆でサッカーをする時に、ルールを守り自分のポジション(役割)を理解してきちんとしたサッカーらしいゲームができるには、個々の理解力が必要です。小さな子供がサッカーをすると、一つのボールに皆が集まり、ボールに触れないキーパー役の子は砂遊びなんかを初めてしましますよね?

 これと同様に、子供の学習という部分においても様々な要素を加味して論理的に物事を考えれるようになるのが、小学校中学年からとなります。よって、小学校高学年より理論的な思考が必要とさる学習が始まります。そして、その時期より学力差が顕著に見えてくる事も確かです。

 

 つまり、小学校高学年までに、ある程度この論理的な思考力が育っていないといけないという事です。この能力は計算ドリルなどでは育まれません。友達との遊びや集団行動、また、学習という側面においても単一的な反復学習ではなく、文章問題や総合学習などいくつかの要素が絡み合う学習で育まれ、その中で自ら考える力が育まれ、論理的な構造を理解する能力が備えられていくと考えられます。

 また、この能力は知能の成曲線の中で12歳程度までに成長が収束されると言われおります。

 

<上記の視点で見た、小学校中学年までに推奨する遊びや習い事>

・サッカーや野球のどのチームスポーツ

・囲碁/将棋などの対局系

・ロボットや絵画など子供の興味が向きやすい物で、正解がない物

 

他、ある程度の枠組みの中で他者や他事象との因果関係があり、答えを見い出しづらい物をお勧めします。